農園について
コンセプト
日々手を動かし、コツコツ働き、健康で丁寧に暮らすこと。
この地に根ざした育て方を、ここで暮らすひとびとからおそわりました。
今も多くを学んでいます。
はじまりは、一本のぶどうの木でした。
見晴らしのいいぶどう園付の家に越してきたばかりの頃、おとなりのおじいさんが私たちに声をかけてこられたのです。
「うちの葡萄を一本やってみるか。」この一本の葡萄の木は、生命力にあふれ、驚くほど成長が速く、手を入れなければ次の日はもうたいへんでした。
そうして一年があっという間に過ぎました。
ここからわたしたちと葡萄の旅がはじまったのです。
生産地の特徴
生産地
高梁市は岡山県でも有数のニューピオーネ優良生産地です。
ここ有漢町は、標高698メートルの大平山の麓に位置します。畑は標高330メートル、中山間部にあります。奥深い山々は豊かな自然と水源に恵まれ、メリハリある寒暖差は神秘的な雲海を生み、美しい黒真珠のようなぶどうが実ります。
農事
わたしたちは農薬、化学肥料を最小限とし、自然と体に優しいこの地に根ざすぶどうづくりに挑戦しています。
この地域では、冬の時期山の落ち葉や小枝を集め、土壌に入れます。棚田の周りの萱(すすき)を細かくカットし畑にまきます。
こうすることで雑草が生えにくくなり、有用な微生物が増え有機肥料となります。
水分調整の役割も果たし、土がやわらかくなり、根も張りやすくなります。
つばめ
ある日迷い猫が家にやってきました。
ちょうどその頃、玄関にツバメの夫婦が巣をつくっていたので、猫につばめと名付け一緒に暮らしはじめました。
ツバメは遠い昔から農家の守り神として登場しています。
農作物を食べることなく、害虫を餌にしていることから農家にとっては縁起のいいパートナー。
夫婦で仲良く巣づくりすることから、家庭繁栄の象徴でもあります。
猫のつばめもわたしたちに、毎日笑いと幸せ与えてくれます。
今では大切な家族の一員。
畑の守り猫として、これから現場の状況を一緒に伝えていきたいと思います。
ぶどうの種類
- ニューピオーネ
- 翠峰(スイホウ)
- シャインマスカット